私は、もぅ5年ほど同じビジネスコミュニティに参加しています。
ビジネススキルもITスキルも、他のコミュニティに入って学んだことはなく、Dreamer’s Journey(ドリーマーズジャーニー)というビジネスコミュニティだけで勉強してきました。
意思を持って「ビジネスはDreamer’s Journeyだけで学ぶ」と思ったきっかけが、あります。
→Dreamer’s Journeyってこんなところ!が分かる動画(無料)
・2020.11.22までの限定公開なので見れたらラッキー
ビジネスを学ぶのはDreamer’s Journeyだけ!と思ったきっかけ
それは、わたしが法律事務所に転職したばかりの秋。
1歳の黒色のトイプードルが、ある日、突然、我が家にやってきました。
弟の友だちの元カノが飼っていたという、少しタレ目のその犬は、引っ越し先で飼えないという理由でわたしの家に来ました。
小学生のころ、わたしも弟もふたり揃ってアトピーという皮膚の病気を持っていました。
家族全員が犬好きで、けれど、飼うことができなかったのは、そのせいです。
ただ、諦めの悪いわたしの家族は、頭では理解していても、気持ちを抑えることができなくて、偶然、犬を飼わなくちゃいけない状況を、なんとか自ら作り出そうとしていました。
父や母は保健所に貼り出される飼い主募集を見つけると、困っている飼い主さんを助けるという名目で、里親に応募していたし、わたしと弟は近所の植木の下やゴミ捨て場を覗いては、捨て犬を探していました。
……それから10年ほど後
黒のトイプードルが我が家に来ました。
わたしは犬が飼える喜びと興奮と、そして、強い責任感で目が輝いていました。
犬が来た翌日から、本屋、図書館、古本屋を巡り、あらゆる「犬のしつけ」の本を集めました。
仕事から戻ると、マーカーペンや付箋を片手に、重要な部分をしっかりと頭に叩き込もうとしました。
けれど、勉強すれば勉強するほど、目の前が暗くなっていきました。
ー犬がトイレを失敗したら、お尻を叩きましょう
ー犬がトイレを失敗したら、きちんと目をみて話しましょう、決して叩いてはいけません、話せばわかるのです
ー犬がトイレを失敗したら、無視をしましょう、目を合わせてはいけません
本によって、書いてあることがまるで違うのです。
正しいのはどれ?
結局わたしは何をすればいい?
もぅ…いや……犬を育てることなんて無理だ。
頭の中は混乱して、しつけに疲れ果てていきました。
このできごとを経て、私は、成長しました。
信じる1冊を決めて、その本に書いてあることだけをやっていこうと。
それから、他の本は全て捨てて、最初に手に取った1冊だけを手元に残しました。
他のやり方に心が傾くときもあります。
飛び込んできた情報に可能性を感じるときもあります。
それでも、今日まで、
この人、と思った人からしか学ばない
この人、と思った人の情報しか信じないのは、
何十ものやり方を前に、動けなくなったあの日が、1番つらかったことを知っているからです。