『坊ちゃん』っておもしろい!ブログを書く視点から学ぶ夏目漱石の文章力のすごさ

夏目漱石『坊ちゃん』

 

「『坊ちゃん』っておもしろい」と話すと、
どこか頭が良いような、文学に長けるような
印象を持ってもらえるようです。

 

うふふ・・・お徳ですね。

 

夏目漱石『坊ちゃん』っておもしろい!声を出して笑ってしまう本

『坊ちゃん』「夏目漱石」という単語を
聞くとどのようなイメージがありますか?

 

私は、自分で夏目漱石の『坊ちゃん』
を読むまでは、難しい!堅い!
という印象がありました。

 

だから、夏目漱石の作品は、
どこか嫌厭(けんえん)してしまう
類(たぐい)の本でした。

 

それは、きっと、学生時代に
「文学史」として学んだからだと思います。

 

「夏目漱石の前期三部作は〜…」
「夏目漱石はイギリスに留学して〜…」
と、教科書の中にいる
昔の偉い人でしかありませんでしたからね。

 

けれど、ひょんなことがきっかけで
『坊ちゃん』を読んでみたところ、
まぁ、おもしろい!おもしろい!!

 

なんども、ケタケタ笑ってしまいました。

 

本を読んで泣くことはあっても、
声を出して笑うことはあまりないですから、

100年以上も前に書かれた本に、
笑わせられたことに驚きでした。

 

『坊ちゃん』っておもしろい!ブログを書く視点から学ぶ夏目漱石の文章力のすごさ

 

『坊ちゃん』がおもしろい!ブログを書く視点から学ぶ夏目漱石の文章力

夏目漱石の『坊ちゃん』が笑えるほど
おもしろい理由について考えてみます。

 

夏目漱石『坊ちゃん』は「あるある」がいっぱいでおもしろい!意見のたいせつさ

夏目漱石の『坊ちゃん』の文章は
主人公の坊ちゃんが「おれ」と一人称です。

 

「おれ」の目線で「おれ」の感じたことを
語る形で話が進みます。

 

そのため、『坊ちゃん』を読んでいると、
主人公の心の中をこっそり盗み見している
不思議な感覚になります。

 

きっと
100年前も1000年前も、そして今も、
人の心の中って変わらないですよね。

 

だから『坊ちゃん』を読んでいると、主人公
の心の動きに「分かる!分かる!」と共感し、

主人公の心の中に秘めた皮肉さに
「ある!ある!」と納得して、

何度もクスッと
笑えてしまうのだと思います。

 

『坊ちゃん』の主人公が自分の意見を持ち、
その時々に自分が感じたことを語るように、

 

ブログを書く時に、自分の考えを書いたり、
自分の感じたことを書いたりすることは
とても大切なことだと思います。

 

私の場合、ブログを書く時に
「ちゃんと書こう」「正しく書こう」
と考えてしまうところがあり、

事実を伝えたり
ためになることを伝えたりすることに
注力してしまいがちです。

 

けれど、相手が知りたいのは、
その事実やためになることの先にあります。

 

事実やためになることから感じた
「私の考え」や「私が感じたこと」の方が
ずっとずっと価値を感じてもらえるのです。

 

というのも、私は自分やクライアント様の
ホームページを立ち上げたり、Webメディア
をいくつか運営したりしています。

 

その経験の中で、長く愛される(長期間
アクセスが集まる)ブログの特徴は
「自分」の意見があるブログなんです。

 

夏目漱石『坊ちゃん』がおもしろいのは1文が短いから!リズムの大切さ

夏目漱石の『坊ちゃん』を
「難しそうだから」と言う理由で
忌み嫌っていた私が、

本を手に取るきっかけになったは、
作家の万城目学(まきめまなぶ)さんです。

 

万城目学さんは、
『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』
などの作品を書かれている方で、
私が大好きな作家さんの1人です。

 

万城目学さんは、ご自身が作品を書かれる際
必ず夏目漱石の『坊ちゃん』を読むそうです。

 

そして『坊ちゃん』の文章のリズムを
身体で掴んでから
ご自身の作品を書き始めるそうです。

 

その話をお伺いして、私も読むー!となり、
その日のうちに『坊ちゃん』を買いました。

 

読み始めてみると
確かにリズムがいいのを感じます。

 

自分の中に心地よいリズムで
『坊ちゃん』の世界が広がっていきます。

 

では、どうして『坊ちゃん』の文章は
リズムがいいのでしょうか?

 

文章にリズムを与えているのは、
1文の短さにあると思います。

 

短歌が「5・7・5・7・7」のリズムが
あるように日本人にとって、リズムの
ある文章は心地よいのかもしれません。

 

実際に、『坊ちゃん』の一節をご紹介しますね。

 

いよいよ学校へ出た。
初めて教場へはいって高い所へ乗った時は、何だか変だった。
講釈をしながら、おれでも先生が勤まるのかと思った。
生徒はやかましい。
時々図抜(ずぬ)けた大きな声で先生と云(い)う。
先生には応(こた)えた。
(夏目漱石『坊ちゃん』より)

 

いかがですか?
1文の短さや文章のリズムを
感じていただけましたか?

 

文章には、すぐ「。」がきていますよね。

 

1文が短いことで、
リズムよく文章を読めます。

 

1文が短いので、
さらさらと読めます。

 

1文が短いことで、
「あと1文だけ…」
とつい読み続けてしまいます。

 

夏目漱石の『坊ちゃん』からの学びは…

 

夏目漱石が1文を短く書いたように、
ブログを書く時に、1文を長くしすぎない
ということです。

 

ブログの1文を短くすることで、相手に
心地よいリズムを感じてもらい、最後まで、
さらりと読んでもらえるかもしれません。

 

自分の伝えたいことを
相手に読みやすい形でお渡しする工夫が
1文を短くすることなのかな?と思います。

 

『坊ちゃん』っておもしろい!ブログを書く視点から学ぶ夏目漱石の文章力のすごさ

 

おわりに

夏目漱石の『坊ちゃん』はとても読みやすい本です。

 

毛嫌いしていて、まだ読んだことがなれけば、
ぜひぜひ読んでいただきたい1冊です。

 

『坊ちゃん』っておもしろい!ブログを書く視点から学ぶ夏目漱石の文章力のすごさ

 


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くるみ
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