PaulSmith(ポールスミス)展へ行きました。
展示を見ながら、アイディアの生まれ方について考えました。
私は、クリエイティブだねって言ってもらうことが多いです。
確かに、アイディアを考えたり、新しい活動に名前を付けたりするのは得意です。
アイディアは枯渇しない。
という持論を持っているくらいです。
でも、私自身は0から新しいものを生み出しているとは思っていません。
クリエイトすること
イコール、創造すること
イコール、0から何かを生み出すこと
だとするのなら、クリエイトしたことはないかもしれません。
なぜなら、
これまでの体験や経験、見たもの、感じたことが、
自分の中で熟成されたり、
何かと何かが化学反応を起こしたりして、
そういったのものが外に出てくる感覚だからです。
これまで生きてきた人生の全てが私の中にあって、
そういう要素があって初めてアウトプット(クリエイト)できるって思ってます。
既に世の中に存在している(存在していた)モノと私とが接点を持って、
私の中に、そのモノの記憶が、潜在的、もしくは顕在的に刻まれて、
アイディアを生み出す時に、
その一部だったり、全部だったりが出てきます。
それは、0から何かを生み出すというよりは、
1を0.5にしたり、1を5にしたり、1を横に倒したりするようなイメージです。
新しいアイディアとなる「要素」があってはじめて、
新しいアイディアを生み出せます。
だからこそ、不思議なキャラクターや、オリジナルのホームページを生み出すために、
これからも、たくさんいろいろなモノを見たり、いろいろなことを体験したりして、
アイディアを生み出すための「要素」を、自分の中に貯蓄したいと思っています。
ポール・スミス展「HELLO」
2016年7月27日(水)~8月23日(火) 計28日間
上野の森美術館(東京都台東区)
午前11時~午後6時(金曜日は午後8時まで)
休館日なし