こんにちは。森田さやかです。
「春は出会いと別れの季節」といいますが、フリーで仕事をすると、季節での出会いや別れとは基本的に無縁です。
部署もなければ学年もないので、異動や入社、入学、退職、卒業がありません。
私はフリーランスですが、とてもありがたいことに、春には出会いと別れのある体験をさせていただいています。
幼稚園生向けの絵画教室です。
3月末に、絵画教室に来てくれていた幼稚園生が卒業しました。
私が幼稚園生の絵画教室で働くようになってから2年が経ち、入会してくれる子どもたちよりも私の方が在籍年数が多くなりました。
初めて絵画教室に来た日の不安そうな顔を昨日のことのように思い出します。
どの子も、最初は、絵を描きながらもママの姿を探していました。
それでも2回目からは走って教室に来てくれるようになり、絵を描くのが好きだと伝えてくれるようになりました。
この写真は、教室を卒業したRちゃんから最後の日にもらったお手紙です。
Rちゃんが、泣くのを我慢して目を真っ赤にしながら手渡してくれたお手紙です。
お手紙もRちゃんと過ごした時間も私の大切な宝物です。
絵画教室の最後の日の、最後のバイバイをする時に、私は卒業していく子どもたち1人1人に伝える2つのメッセージあります。
それが、
「なにかあったら・・・なにもなくても、いつでもせんせいにあいにきてね。」
「せんせいは、いつもあなたのことを、おうえんしているからね。」
の2つです。
子どもたちは、これからの人生で悩むことがあると思います。壁にぶつかることもあると思います。
その時に、ご両親や友人、周りの先生に相談できずに1人で抱えて苦しんでしまうことがあったら、私のことも思い出してもらいたいとの願いを込めて伝えています。
私が私のホームページを作り、ブログ記事を書き続ける意味の1つに、「子どもたちに見つけてもらうため」があります。
1人苦しみの中にいる子どもが、私のことを思い出してくれた時に私を見つけられるように、そのために「私はここにいるからね!」と旗を振り続ける必要があると思っています。
その旗振りの行動が、私のホームページでもあります。