「重版出来(じゅうはんしゅったい)になったよ!!」とのご報告を、著者の小林嘉男(こばやしよしお)さんからいただきました!
重版になったのは『職場を幸せにするメガネ』という書籍です。
私は、『職場を幸せにするメガネ』の挿絵を描かせていただいています(詳しくはこちらを読んでくださいね)。
著者の小林嘉男さんと一緒に書店さんへのご挨拶に伺ったときの1枚(中央がわたし)
実は、この本、発売から3年半ほど経っています。
次から次へと生み出されている膨大な数の書籍の中で、手に取ってくださる方がいることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
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どうもありがとうございます♪
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まだ手に取ったことがなければ、これを機に読んでいただけたら幸せです♡
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『職場を幸せにするメガネ』が「重版出来」になったことを記念して(?)、よく聞くけれど、実ははっきりとわかっていない「重版」の意味や、「増刷」との違いについて調べてみたいと思います。
この記事の内容
重版出来の読み方や意味は?そもそも重版とは?
挿絵を描かせていただいた『職場を幸せにするメガネ』が発売後すぐに重版が決まり、「重版出来です!」メールが届いた時、「じゅうはんでき」と読んでしまったほど耳馴染みのない言葉でした。
「重版出来」の正しい読み方は「じゅうはんしゅったい」です♪
そして、「重版出来」という言葉は、「重版(じゅうはん)」と「出来(しゅったい)」の2つの言葉から成り立つ、出版業界で使われる専門用語です。
重版とはどういう意味?
「重版(じゅうはん)」とはどういう意味なのでしょうか?
「重版」とは既に出版された書籍を同じ版で増刷することを指します。
出版する際、売れ行きを予想して、書籍を刷る数が決まります。
その刷った部数がすべて売り切れてしまった場合や、在庫がなくなる可能性が高くなってきた場合に、「改めて刷っても、この先売れるだろう」という目処が立った時に、初めて、「重版」となるのです。
「重版」で書籍を増やしたのに、仮に売れなければ、在庫を抱えなくてはいけなくなりますよね?
それなので、出版社は「重版」の決定をとても慎重に行われます。
重版出来とはどういう意味?
「重版」の意味を踏まえて「重版出来(じゅうはんしゅったい)」の意味を考えてると…
「重版出来」とは重版が出来たこととなりますね。
つまり、「重版出来」とは、売り行きが良く、印刷を増やして書籍の数を増やして売り出されることを意味します。
「重版」と「増刷」の意味の違いは?
「重版」の意味をまとめてきましたが、知れば知るほど「増刷」と同じ意味に感じます。
「重版」「増刷」の違いも見ていきましょう♪
「重版」と「増刷」は全く違う意味があった!
「重版(じゅうはん)」と「増刷(ぞうさつ)」は、実は、意味が全く違う言葉なんです。
「増刷」は、最初に販売した時と同じ内容を刷ること。
「重版」は、最初に販売した内容に加筆修正を加えて、内容を一部変更して印刷すること。
をいいます。
書籍を刷る際、「版」と呼ばれる型を作り、その型を使って、インクを紙に写して大量印刷する仕組みが使われています。
「増刷」ならば、最初に作った「版」を使って刷る枚数を増やすので、「増」「刷」という漢字が用いられています。
「重版」は、変更が生じるため、最初の「版」ではなく、新しい「版」を作り直して、その型で印刷するため「版を重ねる」という漢字になります。